衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年09月10日    月曜日     第1 回の開示 合計819回の開示

動禅の修行方法

いわゆる動禅とは、五蘊における行来運往の身口意の活動の中で、心念を専一に保ち、十分な定力を以て参禅と観行を行うことを指します。これは定慧等持・止観双運の修行法であり、参禅による悟証の前行方便手段であります。

動禅の修行法には多くの方法がありますが、要は心を摂持して心念を専一にし、専心致志の境地に至ることに尽きます。例えば仏が説かれた大念住経は動禅の標準的なモデルであり、特に身念住の観行は動禅の基礎的な修行法であります。この方法を必ず体得し、心念を随時専一に保ち、心を散乱させないよう努めるべきです。この定力を以て時処を選ばず仏法を思惟観行し、因縁が具足すれば証果と開悟を得て智慧を獲得できるのです。我々は大念住経を基準とし、多くの類似の方便法を設定し、学人を真の実修段階に導き入れ、皆が仏法を実証し未来に無限の利益を得られるよう期するのであります。

中でも静坐礼仏の方法は比較的簡便で初心者に適しております。静坐礼仏において心念が専一に達し、心中に清明な知性を保つことができれば、自らの五蘊の活動に対して一定の内観力と警醒力を得られます。続いて行来送往の中でも、心中に常に清明な知性を保つことができ、定力が具足した時、この知性を参禅の話頭に転換し、看話頭・参話頭へと転じることができます。こうして正式な参禅が始まるのであります。

——生如法師の開示
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