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日常開示

2018年05月21日月曜日第2 回の開示 合計522回の開示

仏説の「常」とは何か

仏が説く常とは、真実の存在であり、永遠に生滅せず、変化せず、始めも終わりもなく、刹那も断滅することのないもので、これが真如無垢識である。外道が説く神我とは全く異なり、外道の神我は意識心に過ぎず、生滅変化する法であり、意識の妄心を永遠不変の真我と認めることが常見外道である。根本仏法は全て如来蔵を出発点として一切の法を展開し、一切の法を生じさせる。如来蔵を離れて説かれる法は、常見か断見かのいずれかであり、全て外道の法である。永遠に変化しない法が常であり、仏地の無垢識にはもはや七識の染汚種子が含まれず、種子が変化しなくなった時、無垢識は常となる。

我々の現在の如来蔵には、七識心の染汚種子が絶えず変化し転換しており、固定されていない。そのため如来蔵を引きずり、如来蔵に含まれる種子が変化しない状態を保つことができない。故に衆生の如来蔵は非常非無常である。「天地に先立つものあり、形なくして寂寥たり」と説かれるのが如来蔵であり、如来蔵は真実の存在として万物に先立ち、万物を主宰する。故に如来蔵を単なる名辞概念と説くべからず、ただの名言施設と説くべからず、これには真実の功能体性があり、万法万物を生じさせる実体である。形なきものではあるが。

——生如法師の開示

勝義根と内相分の現成

色身と法身の関係