繁中日語

日常開示

2018年04月02日月曜日第4 回の開示 合計293回の開示

相如の意義

相如の意は、この相は真如が顕現したものであり、真如の一部の属性と体性を有し、相から真如の存在を知るべきであると説いています。相は真如が幻化したものであり、相を見れば真如を見るべきです。例えば子供は母親が生んだものであり、子供を見ればその母親を連想すべきです。子供と母親は一ならず異ならぬ関係にあり、相と真如もまた一ならず異ならぬ関係にあります。一ならずとは、一切の法の相が完全に真如ではないことを指し、異ならぬとは一切の法相が真如と繋がりを有し、真如の一部であることを示します。

もし一であるならば、法相が滅すれば真如も滅し、真如が一切の法相を生じるならば法相も真如に代わって一切法を生ずるはずですが、現実はそうではありません。もし法相と真如が異なるならば、法相は真如に由来せず、真如の執持がなければ法相は滅して存在できません。真如は形相なく、一切の法は相を有し、両者には相違点が存在します。真如の体性は虚妄の法相で代替できません。一切の法相と真如は一ならず異ならぬ関係にあり、一と異の両面を併せ持つため、一方を強調し他方を否定してはなりません。一切の法相と真如には一の側面も異の側面もあり、即ち一でありまた異でもあるため、両者を統合して説くことが正しいのです。

——生如法師の開示

生死即涅槃

遍計所執性、依他起性、円成実性