衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2023年04月01日    土曜日     第1開示 合計3907開示

七大種子周遍法界

七大種子:地水火風空見識の七大種子。前五大種子である地水火風空は色法を構成するために用いられ、見大種子と識大種子は心法を構成するために用いられます。識大種子は七識の心法を構成し、見大種子は如来蔵が一切の法を見る機能作用、すなわち仏性を形成します。こうして五蘊世間の一切の法がすべて具足され、色法と心法は一切の法を含みます。如来蔵は見大種子を用いて七識を起用させ、塵境を了別し、一切の法を顕現させ、完全で体系的な世間法の機能作用を形成します。

七大種子は法界に周遍し、一切の時に遍く、一切の地に遍く、一切の蘊に遍く、一切の処に遍く、一切の界に遍く、一切の法に遍く行き渡ります。五大種子は色法を形成し、無色界を除き、十方諸仏国土の欲界と色界には色法があります。色法がない時はありませんが、無色界には識大種子と見大種子によって形成された六識・七識・八識の機能作用があります。

したがって、七大種子が一切の法に遍く行き渡ることは、当然ながら識大種子と見大種子の遍在も含みます。まず見大種子について述べると、この種子は如来蔵の見性を形成します。如来蔵の見性が起用すると、法を見ることができて初めて諸法が顕現し、諸法を運営することができます。法があるところには必ず如来蔵および如来蔵の見性があるため、必然的に見大種子の参与と出力があります。よって見大種子は一切の処に遍く、一切の地に遍く、一切の界に遍く、一切の法に遍く行き渡ります。

次に識大種子について述べます。識大種子は七識の妄心を形成します。五蘊があるところには七識があり、識大種子があります。あるいは衆生がいるところには七識があり、識大種子があります。意根があるところには七識があり、識大種子があります。たとえ衆生が未だ出生せず、器世間のみが存在する段階においても、識大種子によって形成された意根界と、見大種子によって形成された如来蔵の見性が存在します。したがって識大種子は一切の処(根塵の処)に遍く、一切の界に遍く、一切の地に遍く、一切の法に遍く行き渡ります。要するに、七大種子は法界に周遍し、仏世界・菩薩法界・辟支仏法界・阿羅漢法界、ならびに六道の凡夫衆生法界を含みます。

——生如法師の開示
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