星河世紀:私は以前、浄土法門から入門し、念仏の法門も修行しました。最初は声を出して念仏を唱え、長時間続けられるよう、自分の耳に聞こえる程度の小さな声で唱えました。こうすると疲れにくいのです。また、声を出して念仏する際は、呼吸のリズムをうまく調和させることが大切です。つまり、念仏を呼吸に溶け込ませるのです。これは自ら念仏を唱えながら調整し、仏号と呼吸を調和させ、「呼吸の中で念仏し、念仏の中で呼吸する」状態を目指します。両者が一体となった時、初めて長時間にわたり声を出して念仏を続けられ、通常2、3時間は疲れずに唱えられます。もし声を出して唱えるのも疲れたら、金剛念(唇を動かす無声念仏)や心の中での黙念に切り替えます。この三つの方法を順番に交代しながら、念仏を途切れさせずに続けるのです。時間が経つにつれ、意根(第六識)は次第に念仏の習慣を形成し、やがて意根による念仏へと変わっていきます。
念仏の過程では集中が不可欠です。心の中で念仏をはっきりと唱え、はっきりと聞き取らなければならず、あれこれ妄想してはいけません。意根をしっかりと制御する必要があります。もし念仏を唱えながら他の様々なことを考えていると、意根が散乱し、意根に染習(習慣を染み込ませる)効果を達成できません。したがって、念仏に専心し、妄想せず、全身全霊で念仏に没頭してこそ、意根が完全に参加したと言えるのです。意根に常に念仏に集中した状態を保たせ続けると、時間の経過とともに意根は「念仏を強く唱えたい」という慣性を形成します。時には自ら念仏を唱えようと思わなくても、頭の中が自然と念仏を始めるようになります。そしてこの慣性を絶えず強化していくのです。こうした念仏の慣性の中であらゆる音声を静観し、貫通させていくことで、どのような音に直面しても影響されず、全てが仏号の声となる境地に至ります。
その後、私の静寂時の呼吸音、歩く足音、扇風機の音、車の音、風が木の葉を揺らす音――それら全てが仏号の音声の周波数として響くようになりました。これは意根が発動源となり、長時間にわたり念仏に集中して染習を重ねることで形成されたものです。方法に従って実践すれば誰でも達成可能であり、努力し心を込めて取り組めば必ず成し遂げられます。
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