耳鳴りは主に気脈の巡りが耳の付け根に至った際、通過できないことで生じる現象です。坐禅によって心を静め、気脈の運行が円滑になれば、耳の付け根が詰まらなくなり、耳鳴り現象は消滅します。まず耳鳴りの原因を特定する必要があり、もし腎虚によるものであれば、同時に腎虚の調和を図り、黒い食べ物で腎を補いながら、坐る際にはコウ海の練習を行います。腎虚の場合、仏光が腎臓の部位を照らすよう観想し、黒い気を排出することも可能です。自身の意念が重要であり、禅定が深まれば意念力も強まります。もし気が後頭部で詰まっている場合、坐禅時に薬師咒を唱えつつ仏光が後頭部を照らすよう観想し、金色の仏光が入り、黒や灰色の気が排出されることで耳鳴りが消失します。
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