衆生無辺誓い度す煩悩無尽誓い断つ法門無量誓い学ぶ仏道無上誓い成す
心を以て色に縁るは、帯質に似たり、中間の相分一頭より生ず。これは六識が色を見る機能的作用を指します。相分はただ六識の心中に現れ、それ以上下へ伝わらず、ここに至りて止まります。既に仮のものであり、質を失っている故、実法無きに如何にして再び伝えられましょうか。世間に何の実事実法かあらんや、看破した後、一念頓超し、全ては虚無と寂静に帰し、ここに天下太平となるのであります。
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現量と非量
七つの識の所縁の境