八つの識は全て縁慮心であり、それぞれが縁慮することができ、思心所を具えております。眼識は色境を縁として分別性・了知性・思択性を有し、耳識は音声を縁として分別性・了知性・思択性を有し、鼻識は香塵を縁として分別性・了知性・思択性を有し、舌識は味塵を縁として分別性・了知性・思択性を有し、身識は触塵を縁として分別性・了知性・思択性を有し、意識は法塵を縁として分別性・了知性・思択性を有します。意根は総ての六塵境界と第八識の見分を縁として分別性・了知性・思量性を有します。第八識は根身・器界・業種及び七識の心行を縁として分別性と思択性を有します。これにより一切の法は動転し始め、生住異滅が生じ、五蘊が熾盛に燃え上がります。
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