衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2020年09月26日    土曜日     第1 回の開示 合計2648回の開示

畜生道の細菌などの生き物はどのようにして人身を得ることができたのか

細菌が如何にして細菌となったか、その根源を遡ろうとするならば、実例や証拠がなく、仏典の根拠も見出し難く、有害菌が如何にして有害菌となったかも同様に本源を追究できません。しかし有害菌は一部の衆生に害をなすのみで、必ずしも全ての法界の衆生に有害とは限らず、永遠に有害菌として転生するとも限りません。生命の種は生死の輪廻において変異を生じ、菌類の衆生は極めて愚痴ではあるものの、畢竟極めて微弱な識心の活動があり、極めて微細な業行があるため、業行が存在する限り果報が生じ、生命は変容を遂げるのです。大型畜生類については、その業報が尽きれば次第に人間へ転生するもので、詳細は楞厳経における仏説の六道輪廻の真実を参照すべきです。

大型肉食畜生は通常前世において人であった者が悪業を造作し、転生したものであり、悪業が消滅すれば当然再び人間となります。人身は重要な転換点であり、昇転も降堕も可能ですが、最愚痴の細菌へ転生し得るかどうかは未だ明らかではありません。

——生如法師の開示
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