衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2020年10月15日    木曜日     第1 回の開示 合計2704回の開示

精進することは悪業を避け悪報を受けるための鉄則である

仏陀が毘瑠璃大王が軍隊を率いて釈迦族を滅ぼそうとした際、どのように対応されたでしょうか。

今回私たち仏教徒がウイルスの災難に遭遇した際、直接治療活動に当たったりウイルスを殺滅したりはしませんでしたが、仏教固有の衆生救済の方法、例えば念経や念仏、学法の功徳を回向することによって、早期終息を促し、国家に対しても当然の貢献を果たし、ある程度衆生を救済しました。その程度がどれほどか具体的には申し上げられませんが、この回向が果たした役割は小さくないと言えます。では諸仏菩薩の功徳は無量ですから、天災人禍に際し衆生の災難を解決するには、殺生や衆生との悪縁を結ぶ方法を用いずとも、無数の方便善巧によって全ての災難を解決できるのではないでしょうか。

衆生の福徳と智慧が不足している時、災難解決には殺生や敵対しか思いつきませんが、福徳と智慧が十分あれば、ただ一つの心念で災難を解消できます。だからこそ衆生は災難に遭うと自然に諸仏菩薩を思い起こすのです。諸仏菩薩の智慧は広大無辺で、塵ひとつ払う労力もなくこれらの問題を解決なさるからです。

したがって誰もが修行に励むべきです。修行こそが最も重要な道理であり、修行がなければ永遠に悪業を造ることから免れず、その後悪報を受けることになります。

——生如法師の開示
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どのように福徳を修めれば、道業が速やかに増進するのでしょうか?

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