原文:阿难。当知因爱有求。因求有利。因利有用。因用有欲。因欲有着。因著有嫉。因嫉有守。因守有护。阿难。由有护故。有刀杖诤讼。作无数恶。我所说者。义在于此。阿难。此为何义。若使一切众生。无有护者。当有刀杖诤讼。起无数恶不。答曰。无也。是故。阿难。以此因缘。知刀杖诤讼。由护而起。缘护有刀杖诤讼。阿难。我所说者。义在于此。
解釈:仏はおっしゃった。アーナンダよ、あなたは知るべきである、貪愛に因って求取が生じ、求取に因って利益が生じ、利益があれば用があり、用があれば貪欲があり、貪欲に因って執著が生じ、執著があってこそ嫉妬があり、嫉妬があってこそ守護がある。アーナンダよ、守護しようと望むが故に、刀杖と諍訟、是非が生じ、無数の悪業を造作するのであり、私が説いたのはこの意味である。アーナンダよ、これはどういう意味か。もし一切衆生に守護する心がなくなったならば、なお刀杖と諍訟があり、無数の悪業が生じるであろうか。アーナンダは答えて言った。ありません。それゆえ、アーナンダよ、この因縁によって、刀杖と諍訟は守護から生起することを知るのであり、守護に縁って刀杖と諍訟があるのである。アーナンダよ、私が説いたのはこの意味である。
原文:又告阿难。因守有护。此为何义。若使一切众生无有守者。宁有护不。答曰。无也。 阿难。我以此缘。知护由守。因守有护。我所说者。义在于此。阿难。因嫉有守。此为何义。若使一切众生无有嫉者。宁有守不。 答曰。无也。阿难。我以此缘。知守由嫉。因嫉有守。我所说者。义在于此。
解釈:仏はさらにアーナンダに告げて言った。自分の財や色などを守りたいと望むが故に、守護という行いが生じるのである。これはどういう意味か。もし衆生に守る心がなくなったならば、なお守護という行いがあり得るであろうか。アーナンダは答えて言った。ありません。仏は言った。アーナンダよ、私はこの縁故によって、守護という行いは守る心によって生じることを知り、守ることに因って守護が生じるのであり、私が説いたのはこの意味である。アーナンダよ、嫉妬に因って守る心が生じるが、これはどういう意味か。もし一切衆生に嫉妬がなくなったならば、なお守る心があり得るであろうか。アーナンダは答えて言った。ありません。仏は言った。アーナンダよ、私はこの縁故によって、守る心は嫉妬に縁ることを知り、嫉妬に因って守る心が生じるのである。私が説いたのはこの意味である。
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