衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2021年02月28日    日曜日     第1 回の開示 合計3140回の開示

断食法の実践方法

一、断食の効用

断食には多くの利点があります:体内の各種疾病(癌を含む)を除去し、毒素や老廃物を排出し、血管に詰まった汚れや毒素を浄化し、血液循環を改善し、新鮮な血液に入れ替わり、細胞組織から分解される栄養素を吸収し、透き通るような輝く肌を形成し、若々しい容貌を保ち、美容効果を発揮し、健康長寿を実現し、若返り現象を促し、生命力を活性化させます。気の流れが円滑になり、身体が柔軟になり、蓮華座が楽に組めるようになり、座禅の効果が向上し、禅定が早く深まり、心身が愉悦に満ち、食欲への執着と依存が軽減され、煩悩が減少し、頭脳が明晰になり、思考が活発化し、智慧が開花し、禅定と智慧が共に増長します。

食事は粗大な四大(地水火風)から成り、不浄物と毒素を含み、内臓に負担と作業量を増加させ、臓器を摩耗させ、寿命を縮めます。断食期間中は気を主とし、気は微細な四大(特に風大)を主とするため、身体が軽妙さを増します。仙人や天人は皆気を食し、身体が軽やかなため神足通を具え、飛行することができます。断食中の座禅は極めて効果的で、静座から降りたくなくなり、この時間を活用して禅定を深めることができます。身体が柔軟になり、足組みが容易になり、心が静まり、妄念が減り、頭脳が清明になります。気脈の運行が良くなり、全身の微細循環と代謝が促進されます。

二、断食準備期間

約3日間の半断食期間を設け(日数は調整可)、身体と意識を少食・無食に慣れさせます。正式な断食開始時、胃に食物が無くなって初めて細胞組織が急速に分解・代謝を開始し、毒素と老廃物を排出し、高栄養物質を供給します。半断食初日は粥一碗(七分目)、二日目は粥一碗(六分目)、三日目は粥半碗(四五分目)とします。正式断食開始後は水のみを多量に摂取し、細胞分解と新陳代謝を促進します。

三、本格的な断食

仕事がある場合、半断食を火・水・木曜日に実施し、金曜日から本断食を開始します。土曜日(断食2日目)は空腹感が強くなりますが、外出を控えエネルギー消費を抑えます。3日目も多少の空腹感は残るものの、自宅で静養します。4日目には適応し、細胞分解によるエネルギー供給が増加し、活力がみなぎり頭脳が明晰になります。ただし重篤な糖尿病や心臓病・胃疾患のある方は医師監督下でのみ実施可能です。

3-4日間の断食で胃疾患の改善が始まり、期間が長くなるほど臓器の新陳代謝が促進され、血液が浄化され、若返り効果が現れます。美容効果を超え、副作用の無い健康法です。初回は3-7日間が適当で、4日目以降は空腹感が軽減します。食欲よりも「食べたい」という心理的欲求(渇愛)が課題となります。日光観想や仏光観想で空腹感を緩和し、気と光エネルギーを摂取します。天人と同様に微細な四大を摂取することで身体が軽妙になります。

年間2-3回の断食で体質改善が可能です。回数を重ねるごとに容易になり、唾液分泌を促進し(果実の種を口に含む等)、蜂蜜水を最小限に抑えます。初回は心理的欲求の克服が重要です。

四、復食期間

7日間の断食後、慎重に食事を再開します。粥から始め、消化器を慣らします。新生児の胃同様に扱い、流動食から開始し、3日目以降徐々に柔らかい野菜を追加します。10日目からは紅参・竜眼・棗・枸杞の煎じ液で気を補います。酸味・辛味・塩分を避け、新しい食習慣を形成します。

断食グループ番号:544837720

実践者の体験記:

師匠へ

師匠の広大な慈悲心に深く感銘しております。母は昨年11月に断食を実施し、8日目から体調が回復し、礼拝・座禅・念仏を再開しました。断食後は別人のように生まれ変わり、家族全体で5日間の断食を実施した結果、父の高血圧と私の不眠症が改善されました。父は仏法への理解を深め、師匠の教えを研究するようになりました。医学的に説明不能な母の回復は「一切唯心造」の真理を体現しています。

——生如法師の開示
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