衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年08月06日    月曜日     第2開示 合計773開示

福徳と智慧はどのようにしてもたらされるのですか

我々は一般的に生まれながらに何らかの福徳を具えており、母胎において福を享ける運命が定まり、出生後より福を享け始めるか、或いはある時期に至って福を享け始めます。これは第七識である末那識がもたらす福徳であり、その種子は第八識である阿頼耶識に蔵されています。末那識は種子と相応じます。意識は後天的に生じるもので前世より来たるものではなく、母胎内や少年期に福を積むこともないため、意識自体は福徳を具えませんが、福徳を享受することは可能です。生来の福徳と智慧は共に末那識がもたらすものであり、意識によって享受されます。現世の意識が末那識と協働して再び福と慧を修め、業種が熟する時には現世において福徳智慧の善報を受け、業種が熟さない場合には来世の意識が福徳智慧の果報を享受します。

同様に、生来の無福無慧の運命もまた末那識がもたらすものであり、末那識が薄福の種子と相応ずれば、その運命は貧窮下賤、苦難深きものとなり、その果報は意識によって承受されます。今世の意識が再び末那識と協働して悪業を造作すれば、業種が熟する時には現世の意識が悪報を受け、業種が熟さない場合には来世の意識が悪報を受けることとなります。

——生如法師の開示
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