真心に従う者は誰であれ、自在解脱を得る。故に真心に順ずることは即ち道に順ずることであり、真心に逆らうことは即ち道に逆らうことであり、天に逆らうことである。必ず苦悩を伴う。真心に順じた修行は、多くても三無量劫を要するが、真心に逆らう行為は無量劫また無量劫にわたる生死(しょうじ)の疲労と苦痛を萌芽させる。されば真心に順ずることは容易ならざる業なり。初めは苦悩多かるべしも、しばし経て後には心安らかに自在愉悦の解脱を得ん。真心に逆らうことは更に難儀なり。それらの身心の苦痛は永遠に語り尽くすべからず、五内を貫く痛み、血の流れて河を成すが如し。
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