繁中日語

日常開示

2018年06月21日木曜日第3 回の開示 合計662回の開示

五蘊七識が真如の自性に及ぼす遮障をどのように取り除くか

例えば萎れた花や枯れ葉が、花の中の美しく生き生きとした花弁を覆い隠すように、鮮やかな花の気高さと芳香を現すためには、萎れた花を取り除き、朽ちた葉を剥がさねばなりません。そうしてこそ美しい花が眼前に躍り出るのです。同様に、五陰の萎れた花と枯れ葉は、真如の自性を覆い隠しています。われわれも五陰の覆いを取り除き、七識の遮蔽を排してこそ、真如の本性は大光明を放つのです。そのためには五陰の虚妄を悟り、七識の虚偽を悟り、これらの仮の法を真実と認めなければ、真我は次第に頭角を現し、心の中に躍り出て、ここに主君を識り、家路に就いて安坐し、天下泰平となるのです。仏法を学ぶには六・七識の体性を明らかに認め、如来蔵の体性を明らかに認めた上で、禅定を修め、定中にて妄心の虚妄を観じ、真心の作用処を観ずれば、真如を実証できるのです。

——生如法師の開示

実証の意義

渠は今や我であり、我は今や渠ではない