繁中日語

日常開示

2018年12月28日金曜日第5 回の開示 合計1140回の開示

仏法修証の段階

数多くの事実が目の前にあっても、真剣に思考を深めなければ結論に至ることはありません。これらの事実に対して疑問を抱き、繰り返し注意深く考察してこそ、事象の背後にある真理を発見し、結論を導き出すことができるのです。この結論こそが新たな認識であり、智慧の結晶であります。日常生活においても、仏法の修証においても、証拠を収集し事実を発見し、疑情を起こし、専心して思考し、結論を得るという過程を経なければならず、そうして無明を破り智慧が生まれるのです。

ここで最も難しいのはどの段階でしょうか。事実資料の収集、事実の発見、疑情の発生、それとも専心思考が最も困難でしょうか。日常には多くの事実が存在しますが、我々は往々にしてこれらを無視し無関心で鈍感であり、これらの事実に疑問を抱かず、ましてやその背後にある道理を思索しようとしないため、新たな発見ができず、従来の誤った知見を打破できず、智慧を増すことができません。疑問を抱けないということは覚りが無いことであり、覚りの心を持つことが極めて重要であります。

——生如法師の開示

修定と参禅の違い

崇拝は自身の道業を妨げる