衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法師ウェブサイトロゴ

日常法話

2018年05月14日    月曜日     第5開示 合計490開示

第八識は意根の需要を満たしうるか

第八識は常に意根の思心所に協力し、意根の全ての要求と需要を満たすことに努め、一切の不満なく従います。しかし意根に福徳の受用があるかどうか、種子を植えたかどうか、種子が熟したかどうか、果報が生じる条件が整っているかどうか、これは非常に大きな問題です。これらの条件が整わなければ、第八識は意根の求めるものを満たすことができません。

世の中の様々な不如意は、第八識が意根の需要を満たせないことを示しています。意根に需要がある時、それが満たされないからこそ不如意を感じるのであり、もし意根に需要がなければ、不如意の感慨や覚受も生じません。元々その目標を設定しておらず、その方面の要求がないからです。要求がなければ、意欲がなく、欲望もないのですから、当然果実を得ようとは思いません。ただし意根が設定する多くの願望を、意識は知りません。だからこそ、なぜ意根が不機嫌になるのか、なぜ理由もなく物悲しさを覚えるのか、なぜ根拠なく他人の得たものを嫉むのか、理解できないのです。

——生如法師の開示
前へ前へ

飲食はなぜ仏道修行に影響を及ぼすのか

次へ 次へ

一切法は如来蔵に関わる

ページトップへ戻る