答:各人の身体の状態は前世の業種と関係しています。身体は正報であり、器世間の生存環境は依報です。一人の人が健康であるかどうか、背の高低や体格の太り痩せは、すべて前世の業によって決定されます。たとえば、ある人の果報が肥満であるなら、たとえごく少量の飲食しか摂らなくても、その人は太っています。痩せている人は、たとえ多くの栄養を補給しても、やはり痩せています。飲食が胃に入ると、如来蔵は衆生の業種・業縁に応じて選択的に消化吸収を行い、腸胃の機能もまた、如来蔵が衆生の業種に応じて顕現したものなのです。
異なる人が同じ飲食を摂っても、業縁が異なれば、消化吸収されるものも異なり、身体の状態も異なります。修行の力度が足りない人は、これらの業縁の影響と制限を受けますが、修行に力度のある人は、物質の構造・成分を変えることができ、物質の影響を受けない、あるいは受けにくくなります。たとえば、坐禅で定(じょう)を修めるのが比較的優れている人は、体内の栄養素を補充することができ、身体にエネルギーを得させ、飲食のエネルギーよりもさらに充足して栄養に富み、身体は非常に健康になり、それによって飲食の摂取を減らすことができるのです。
また、たとえば達摩祖師は、その禅定力が非常に優れていました。他人が何度も彼の食事に毒を入れたにもかかわらず、彼は影響を受けず毒に当たりませんでした。彼の如来蔵は、飲食の中の毒物を摂取しないことができ、あるいは摂取したとしても、その毒物の四大の成分を変えることができ、飲食に毒害の作用を持たせなかったのです。達摩祖師は修行に功力があったので、彼の如来蔵は毒物の四大の構造を変えることができ、毒は身体に吸収されず、身体は毒物の害を受けずに済んだのです。各人の如来蔵の功徳力も同様ですが、しかし人それぞれ業績が異なり、同じ毒物であっても、その如来蔵が摂取する四大の成分が異なれば、変現される色身も異なるのです。
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