繁中日語

日常開示

2018年03月26日月曜日第7 回の開示 合計261回の開示

宇宙器世間と五蘊世間の形成と変遷

世とは流転を表し、流転は時間の移り変わりを包含する。間とは地理的方位、空間的位置を表し、国土器間を指す。世、即ち三世（過去・未来・現在）は時間を象徴し、流転を体現する。時間と空間は、いずれも物質色法によって浮き彫りにされ、支えられている。物質なき所は即ち空である。宇宙形成以前の原初には虚無が広がり、宇宙物質色法の顕現後に初めて器世間が成立し、時間が顕現し、世間の依り所が生じた。

物質色法の変遷によって時間は顕現された。宇宙器世間の成立後、三界世間が確立され、衆生の色身が出現し、五陰世間が建立された。これら一切の法、原初の空虚を含め、全て如来蔵より顕現し出生したものであり、如来蔵の相分である。その中には如来蔵の見分が存在する。如来蔵は先に見、後に相分を変ず。故に如来蔵を除く一切は幻化であり、全ての相を泯すれば即ち一真法界である。

——生如法師の開示

諸仏の報身と応化身は世間を離れず

試練を経て万難を超える