答:意識は意根と法塵が相触れた後に、如来蔵から生じたものです。意識は五陰 (pañca-skandha) 身に依ってあり、五陰身が変わり、勝義根が変われば、意識も変わります。前世と今世の意識が依る勝義根が異なるため、意識には差別があります。夢の中の意識と覚醒時の意識にも違いがあります。今日と昨日の意識は、同一の意識であり、同じ五陰身上のものであり、同じ内容を記憶していますが、それでもいくらか差別があり、事物の認識に差別があり、観点や見方に差別があり、記憶に差別があり、了別性に差別があります。特に業障 (kleśāvaraṇa) が変化すると、勝義根が変化し、意識の了別性・認知性にも変化が生じます。
記憶の問題は、業種と関係し、勝義根と関係し、意根と関係します。意根が興味を持っているものは、記憶が必ず良好です。意根がこだわるほど、記憶はより良くなります。
意識の出生には一定の縁があり、縁が具足しなければ、意識は出生しません。縁が変われば、意識も変わります。夢の中の意識と覚醒時の意識は、識の種子は同じものですが、夢の中の独頭意識 (mano-vijñāna-eka-citta) が了別した内容は、覚醒時の五倶意識 (pañcavijñāna-sahagata-manovijñāna) には容易に知ることができません。植物状態のときの意識と、正常なときの意識とは、なおさら異なっています。勝義根に障礙がなく、脳に栄養が豊富であれば、意識の記憶機能は良好です。逆に、脳が栄養を欠くと、意識の記憶機能は弱まり、了別性も弱まり、思惟も弱まります。小脳萎縮の人はまさにこのようであり、さらに幻覚や不正常な了別の現象が現れることもあります。
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