青空が呼吸観察による瞑想修行中の気脈の運行状況について:ここ数日、座禅で呼吸を観じている際、気息が会陰部を強く衝き、会陰・尾閭・後腰において骨盤の熱感が明らかに増強されました。およそ昨年2月頃、後頭部の勝義根を通る段階において、当時左耳が五ヶ月以上続いていた耳鳴りが、気脈が頭部を通り終えた後、自然に治癒いたしました。昨年5月の座禅中、舌先を完全に上歯茎と門歯に接触させていなかったため、気脈が右上歯と右下歯の間を通る際に上歯茎全体に炎症を引き起こし、三本の上歯を損傷しました。
これは気脈が督脈に入る際に現れる現象であり、背部の督脈を運行する気脈は前面の五臓六腑および全身に対し調整作用を及ぼします。気脈が尾閭から背部に入り、後頸部に達すると一定の抵抗が生じますが、この箇所を突破して後頭部の勝義根に入ると、ここでの抵抗は比較的大きいものの、眼・耳・鼻・舌などの諸根が効果的に調整され、聡明さを増し、眼病・耳鼻舌の疾患が除去されます。気脈が後頭部に到達した際は、特に座禅を精進し、気脈をさらに充実させて頂点の百会穴を速やかに通過させることが重要です。これにより治療効果もより向上いたします。気脈が後頭部を運行する際、業障の気が頭頂百会穴から排出されるよう観想すれば、疾病の消除を助けるとともに、気脈が速やかに後頭部を通過し任脈と督脈の接合部に入ることを促し、任督二脈の貫通を成就させることが可能です。
歯茎の炎症は、気脈が歯茎に強く滞り、熱量が歯茎を灼いて生じる現象です。舌尖の任脈と歯茎の督脈が良く連結され、気脈が円滑に歯茎を通って舌部に入り、任脈に至ることで小周天の循環を完成させれば、このような問題は生じません。三脈のうち、気脈はまず任脈を通り、次に督脈を通ります。任督二脈の循環が成立した後、中脈に入りますが、中脈は最も通じ難く、いったん通じれば百病ことごとく消失いたします。
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