老いた牛は昼間は立ちながら歩き、草を食み、夜静まると横たわり反芻し、栄養を消化吸収して色身の必要を満たします。
意識は五蘊の活動において様々な知識を大量に摂取し、意根は静まった時に細やかに思量を巡らせ、消化吸収します。その結果、禅定と智慧が増長し、道業が進みます。真に修行に励む者は、このように用功すべきです。意識が摂取する粗雑な理論知識に満足してはならず、心を栄養することができず、知識は道を養わず、実修こそが正しい道理であり、実証こそが道であります。
1
+1