道生和尚はかつてこう述べられました。『一闡提でも仏となることができる』と。しかし、経典に根拠や証拠がなかったため、人々はこの説を誤りであると考えました。生公和尚は自説を曲げず、改めようとされなかったため、人々は彼を僧団から追放しました。やむなく生公はその道理を石に説法すると、石が感動して頷いたということでございます。まもなく西インドから中国に大般涅槃経が伝来し、その中で仏は、一闡提がすべての無明の業障を消し去った後には仏となることができると説かれました。これにより道生和尚の説が正しかったことが証明され、彼は僧団に受け入れられ、再び僧団に戻ることができたのでございます。
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