衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2018年10月24日    水曜日     第5 回の開示 合計945回の開示

色・声・香・味・触の種類

色・声・香・味・触の五境は多種多様に分類されます。瑜伽師地論の第一巻においては、音声の種類を数種に分けて解説しております。味塵もまた数種に分かれ、衆生自身の身より如来蔵より生じるもの、触塵も同様であり、香塵もまた然りであります。法塵は五塵と和合しつつ、同時に数種に分かれております。

音声には色身と外界の和合より生ずるもの、単純に外界に存在する音声、衆生が互いに交流して発するものがあります。衆生自身の音声は、自己の如来蔵が単独で生み出すものであります。身体より発せられる音声もまた数種に分かれます。識心の制御による意識の覚観思惟より生ずるもの、食物の消化吸収過程において生じるもの、内臓の病変等より発生するもの、意根が飲食の咀嚼嚥下を調節して生ずるもの、胃腸の蠕動運動より生ずるもの、自主的呼吸より発せられるもの、内臓の運行より生ずるもの(例えば心拍音)などであります。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

『大乗顕識経』解説

次の記事 次の記事

定は意根が三昧の中にあること