識蘊は、主に五蘊における六識の薫習作用と第七識の薫習作用を指し、生滅性を有する。蘊とはすなわち生滅的な造作であり、識蘊は生滅無常無我、つまり空である。
第八識は業種を薫習するが、この薫習作用は機械的な作用のように無心であり、法爾如是の働き、すなわち法界の自動的な規則である。人為的な造作や安排、心行は存在しない。したがって第八識の薫習作用は生滅性ではなく、五蘊の生滅的な薫習作用に帰属させてはならない。
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