衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年08月28日    水曜日     第3 回の開示 合計1876回の開示

定力のメリット

定力が不足していると、仏法を思惟観行することができず、経典を読むことも走馬灯のように表面的で要領を得ません。修定する際はひたすら定に入り、深く入りすぎることを恐れる必要はありません。深く定に入っても問題なく、出定後に改めて仏法を参究思惟すれば、心は清浄になり、思考は緻密になり、観行が非常に効果を発揮します。禅定がない場合や定が浅い場合に比べれば、常に利益が大きいのです。定は深ければ深いほど良く、定中で身心が転換した後で参禅思惟観行を行えば、非常に効果的で自在に運用でき、観行も迅速かつ正確に行き届きます。

外道が四禅八定を修得した後、仏の説法を聞いて即座に証果を得るのは、深甚な禅定の恩恵によるものです。出定して法を聞き思惟観行すれば、智慧は速やかに生起します。禅定のない人々は、道理を少し理解しただけで満足し、観行の智慧が現れず、二十年経っても進歩せず、道業が全く向上しません。またある者は修定に際し、定の境界に執着し、定中の享受に耽り、様々な境界が現れることを殊勝と思い、修行の目的や修定の意義を知りません。このような者は純粋に感覚に遊んでいるだけで、真の修行とは言えません。

——生如法師の開示
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このような類推は比量にあらず

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なぜ同類事物の類比は比量ではなく現量であると言われるのでしょうか?

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