五法:名・相・分別・正智・如如。三自性:遍計所執性・依他起性・円成実性。八識:眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識・末那識・阿頼耶識。二無我:人無我・法無我。これらの法は全て五法に帰することができる。遍計所執性は名に帰し、依他起性は相に帰し、円成実性は如如に帰す。前七識は分別に帰し、第八識は円成実性に帰す。二無我は正智に帰する。
六識の依他起性も名であり、七識は全て名であり分別性でもある。五蘊は名であり、一切法において第八識を除く全ては名である。五根六塵は相である。七識は分別であり、仏法を証得した後に正智が生じる。第八識は如如に属する。
正智もまた妄心である七識が具えるものであり、見道すれば正智を得る。ただその正しさの程度による。倒錯しなければ即ち正である。倒錯しない程度が異なれば、異なる段階の正しさが存在する。
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