衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年08月29日    木曜日     第6 回の開示 合計1883回の開示

禅定と道力が具足してこそ魔を識別し退けることができます

仏が在世の頃、波旬は既に非常に猖獗を極めておりましたが、幸いにも修行者たちは貪愛などの煩悩を断じ、心に結縛なく、神通と道力を具え、魔を避け降伏させ除くことができました。ところが今この末法の時代、衆生の善根と福徳は極めて少なく、禅定もなく道力もなく、魔を弁別する智慧もありません。わずかに善根福徳があって成就に臨もうとする時ほど、魔の妨害は一層甚だしくなります。しかし衆生は覚知することがなく、魔を弁別する智慧の一片もなく、魔の妨げがあることに気付かず、完全に魔の意に順従しているのです。

今の所謂大乗の行者は小乗を蔑み、自らを大乗の行者と認め、小乗より優れていると思い込み、小乗の戒・定・慧を顧みず、独自の近道を開いて戒定慧を迂回し、自分がどれほど高い能力を持っていると思い込んでいますが、実は泥で作られた菩薩のようなもので、水に濡れれば崩れ、川を渡ることもできず、ましてや魔を識別し弁別し避け駆逐することなどできるでしょうか。ただ手を縛られて捕らわれるほかありません。

——生如法師の開示
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