繁中日語

日常開示

2019年09月08日日曜日第2 回の開示 合計1905回の開示

眠りに就いた後と昏死状態になることの違いは何なのでしょうか

眠りに就くことは意根が能動的に選択する状態であり、睡眠中は一般的に安らかで、その状態に安心できるものであります。意根が睡眠充足を感じたり、用事があれば、覚醒を決意します。一方、気絶するのは受動的で不本意な状態であります。身体が深刻な損傷を受けると、六塵が正常に勝義根に伝達されず、六識の活動が継続できなくなり、五陰の活動は停止せざるを得なくなります。意根は五陰身のこの状況を了知し、焦燥感に駆られて諦めきれないため、常に覚醒の機会を探求します。身体が多少回復すると、起き上がって活動しようともがき、再び身体が耐えられなくなると気を失います。中には魂を体外に遊離させて家族に知らせ、他者の助力を求める者もおります。ここに見られるように、意根は気絶して五陰身を使用できなくなることを望まず、世俗法において生存するために五陰身に依存しているため、五陰六識に執着し、死を望まず、また意識不明の状態も拒むのであります。

——生如法師の開示

六識には睡眠という法があるのでしょうか。

六識には睡眠という一法がない