衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2019年09月16日    月曜日     第2 回の開示 合計1918回の開示

頂とは何か

故に四念処においては法念が頂である。四正勤においては未生の善法を生じさせることを頂と名付ける。四如意足においては身心寂静を頂と名付ける。五根五力においては慧根慧力を頂と名付ける。七覚分においては択法を頂とする。八正道においては正見を頂とする。一切の外道の所有する奢摩他毘婆舎那を頂と名付ける。四聖諦においては滅諦が頂である。四依のうち義に依ることを頂とする。四無礙智においては義無礙智を頂と名付ける。六神通においては漏尽を頂とする。四無量心においては悲心を頂とする。梵行を修する中では智慧を頂とする。諸波羅蜜においては般若を頂とする。一切方便において衆生の心を知ることを頂と名付ける。一切諸力において処非処力を頂と名付ける。諸無畏においては初めを頂と名付ける。不共法において無礙を頂とする。三十二相においては無見頂相を頂と名付ける。八十種好においては空しく法を説かざることを頂と名付ける。口中の荘厳において一切の語を解することを頂と名付ける。心中の荘厳において慢を破ることを頂とする。一切法において智慧を頂とする。

解するに、頂とは何か。頂とは同類の中において最上最妙、最勝にしてこれを超えるものなきをいう。小乗において証果前に頂あり、証果後にも頂あり、これ倶解脱の大阿羅漢である。大乗において明心前に頂あり、明心後にも頂あり、明心後の頂は如来である。

法に頂あり、人に頂あり、戒に頂あり、定に頂あり、慧にも頂あり。僧にも頂あり、僧の頂とは誰か。それは仏陀であり、仏陀もまた僧数に属する。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

意根は黙然として如来蔵を容れることができるか

次の記事 次の記事

如来蔵見法の作用

ページのトップへ戻る