衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2019年09月20日    金曜日     第1 回の開示 合計1923回の開示

識心の四分と五遍行心所法の関係

識心の四分は見分・相分・自証分・証自証分である。もし識心の見る相分も識心であるならば、この四分はすべて心所法に依らなければ運作せず、見の功能作用が生じ、これを見分と称し、法を見、自らを見ることができる。その中心となる心所法は五遍行心所法を主とし、刹那の間も五遍行心所法の運作を離れず、五遍行心所法がなければ識心は運行できず、四分も存在しない。

五遍行心所法が運作する時、識心は法に触れ、法を受け、法を識別し、法を運行する。これにより見分・相分・自証分・証自証分が顕現する。四分が顕現すると同時に、五別境心所法が現れ、善悪の心所法が表れる。つまり四分が現れる際には、他の心所法を伴って現れ、識心の強弱の勢いと善悪の心行、及び定慧の有無などを示すのである。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

解悟と証悟を区別する重要性

次の記事 次の記事

識心が自証分を証する現れ

ページのトップへ戻る