衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年10月05日    土曜日     第3 回の開示 合計1956回の開示

真妄の識が分からなければ悟ることは不可能

意根は六識を統括し、色声香味触法の上で共同して作用します。これはすなわち八識の和合作用と言え、真の心も妄の心も共に存在し、一つでも欠ければいかなる法も生起し運営されません。故に、ある者が「ある法において悟った」と称しても、その法の運営には真識と妄識が共存しております。結局、悟ったのは真心か妄心か、あるいは真妄和合の体か。この極めて重要な点を明らかにせずして、悟ったと言うも悟らざると言うも差異はありません。

或る者は言うでしょう、「第八識がこの法に存在することを知ったから、私は悟ったのだ」と。しかしこの法には七識もまた存在し、第八識のみで七識がなければ、いかなる法も存在し得ず、どうして運営され続けましょうか。七識の機能作用を第八識に強引に帰属させれば、悟った所は八識の和合体に過ぎず、どうしてこれを悟りと言えましょうか。

——生如法師の開示
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五識が了別した情報は直接意根に伝達されます

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外法塵がなければ、外五塵は存在し得るでしょうか

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