繁中日語

日常開示

2019年10月14日月曜日第1 回の開示 合計1967回の開示

意識が生じていない場合、前五識は生じることができるのか

問：意識が生じない状況において、前五識は生じ得るか。

答：意根が全体の一法に触れる場合、五塵と法塵を含む。意根が五塵と法塵に同時に触れ、五塵と法塵を同時に了別する際には、六識が具体的に了別する必要があるため、五識と意識は同時同一刹那に生じる。意根が一法に触れる際、最初に五塵を了別し、第二刹那に法塵を了別する場合、五識は先に一刹那生じ、第二刹那に意識が生じた後、同時にこの法を了別する。五識と意識が同時に了別する場合も同時に生じるが、一刹那の差異を排除しない。

禅定における現量観行によれば、眼識はまず色彩の顕色を了別し、第二刹那に意識が形色を了別し、続いて表色・無表色を了別する。耳識はまず粗重な震動性の声塵を了別し、意識は第二刹那に音声の大小遠近を了別し、更に音声の粗細分類などを了別する。

一つの物は色・形・質を含み、色は顕色として眼識が了別し、その他の軟硬・大小・方円・質地などは意識が了別する。いかなる物も法塵が多くを占め、意識の了別を主とする。五識と意識は並列関係にあり、共に意根に用いられ、意根に奉仕する。意根が必要としなければ、いずれも生じ得ない。

——生如法師の開示

意根は自らの善悪の心行を修証することができるか？

雑阿含経第一卷（一三）