衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年11月09日    土曜日     第3 回の開示 合計2021回の開示

修行は段階と階層を分けるべきである

阿羅漢の四聖諦の修行および辟支仏の十二因縁の修行は、減法と捨法であります。彼らの心の中に法と物があるがゆえに、修行において心の行いを絶えず減らし、貪欲と一切の煩悩を捨てるのです。阿羅漢たちは確かに三界が存在し、五蘊の身が実在し、苦受が確かにあり、因果が確かにあると認識するがゆえに、これら一切を捨てて三界を出離する決意を固めるのです。取捨の心は巧偽を成し、最上最真実の修行法でもありません。ただしこれは修行者が必ず通る道であります。

しかし修行には次第と段階があります。まず悪を棄て善を取る必要があり、心が善となった後は、悪も取らず善も取らず、取らず捨てず、心を中道に住します。菩薩は一切の法が如来蔵の幻化であることを了知し、心の中に何物もないがゆえに、捨てるべきものなど何もありません。一切の法に対して取らず捨てず、貪らず厭わず、坦然と向き合い、悠然と衆生を度します。ゆえに絶対に三界を離れて涅槃を取ろうとは思わないのです。

——生如法師の開示
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