繁中日語

日常開示

2019年11月11日月曜日第1 回の開示 合計2024回の開示

如来蔵の勝解力

禅定・智慧・理解力は識心の心所法であり、識心の作用である。これらは五別境心所法に属し、七識にとっては別々に現行するものであり、常時現行するものではない。常時現行するのは五遍行心所法である。しかし諸仏の七識は常時・随所に禅定と智慧を具え、別別に現行するのではなく、時時に現行する。如来蔵の禅定・智慧・勝解は刹那毎に随所で現行しており、無余涅槃の中においても同様である。

如来蔵が耳根を生じ、五蘊身を生じ、一切法を生起する際、突然定力が不足し、慧力も不足し、業種の様相を弁えなくなった場合、結果はどうなるか。如来蔵が油断して四大種子の数量を過少に伝達し、比例構造を誤り、種子を誤って伝達すれば、生じる法は冠を張り替えるが如く、一切法は本来の面影を失い、世界は混乱に陥る。如来蔵が極めて強力な勝解力を具えず、意根の心思を理解できない場合、結果はどうなるか。一切法は合理的に現れず、願いのままに現れず、衆生の誓願も無効となり、全ての思惟も無意味となり、五蘊世間も正常に機能しなくなる。

——生如法師の開示

如来蔵の定力

四念処の修行方法