各々の題目は、一篇の小論文のようなもので、自ら論点を持ち、その後論拠を展開し、譬えを用いて説明したり具体的な事例を挙げたりしなければなりません。
宗とは宗旨のことで、つまり自らの論点を指します。
因とは証拠、論拠、事実を意味します。
喻とは宗旨を説明するための適切で形象的な譬喩を指します。
これを習得して初めて論壇に登り、人と法を弁じることができます。この能力を持たない者は、いかなる議論にも参加すべきではありません。壇上で口先の練習をするのはまだ許容範囲です。
しかし弁舌が優れているからといって、論理的思考が優れているわけではなく、事実を明確に説明できるわけでも、真理を掌握したわけでも、大いなる智慧を持っているわけでもありません。弁舌は頭脳や論理的弁証能力には遠く及びません。
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