繁中日語

日常開示

2019年11月20日水曜日第2 回の開示 合計2046回の開示

阿羅漢が涅槃に入ることは如来蔵に入ることに等しいでしょうか？

阿羅漢の七識五蘊の全体は如来蔵より出生し執持されており、一瞬たりとも如来蔵を離れて単独に存在する時は決してない。よって阿羅漢は常に如来蔵の外に出ず、ましてや如来蔵に入ることはできない。もしそうでなければ、阿羅漢もまた無因無縁で本来より存在する不生不滅の法体となり、如来蔵と同等となってしまう。故に阿羅漢が涅槃に入るとは、如来蔵に入ることを指すのではない。涅槃とは七識五蘊の存在しない、如来蔵が単独に存在する状態をいう。この状態においては如来蔵のみが存在し、他の法は存在しないが、それは如来蔵が七識五蘊と和合しない独存の状態でもある。もし涅槃を不生不滅・不増不減・清浄無染などの性質と定義するならば、如来蔵は涅槃性を具えると言える。しかし如来蔵は涅槃と同一ではなく、如来蔵にはさらに多くの性質と状態が存在するため、涅槃は如来蔵と完全に同一ではない。如来蔵は本体であり、涅槃は本体の性質と状態である。

——生如法師の開示

『楞厳経』第五巻二十五聖円通の法門における薬王・薬上二法王子

在家で四果大阿羅漢の境地を修めることはできるでしょうか？