衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年11月21日    木曜日     第2 回の開示 合計2049回の開示

四聖諦の修行順序

四聖諦の修行順序は、苦を知り、集を断ち、滅を慕い、道を修めること。あるいは苦を知り、滅を慕い、道を修め、集を断つことです。集を断つ行為は方便断と根本断に分かれます。方便断とは、禅定を得ず証果に至らない段階で、意識によって悪業を造らぬよう自らを制御することであります。根本断集とは究竟の断ちで、煩悩を断除した後、意根が悪業を造作する想念と動力を持たず、意識の制御を必要とせず自覚的に悪業を造らなくなる状態です。これにより古い悪業の種子が消滅し、新しい悪業の種子が積集されなければ、来世に苦は生じません。

苦はどのように生じるのでしょうか。生命の最初期には五蘊の世間も苦も存在しませんでした。意根が無明によって外に攀縁し、知ろうとする欲求が生じると、如来蔵が世界を出生し、続いて五蘊身が生じます。五蘊が世間に住するうち、意根の無明によって非理なる悪業を造作し、業種が積集されることで来世の苦報が生じます。仏法を学び修行するに至れば、不断に苦諦を観じ、苦の根源が前世に積んだ悪業にあることを明らかにし、苦を断つ方法を求め、悪業行を積まぬ道を修め始めます。無我を証得した後、無明煩悩を断除することで、漸く苦を滅することができるのです。

——生如法師の開示
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《首楞厳経》第五巻 二十五聖円通の法門 スブーティ

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如来蔵は我でありながらも我ではない

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