問:眠っている時、第七識は休むのでしょうか。枕元で小さな音でお経を流している機械の音を、第七識は聞くことができるのでしょうか。その情報は第八識に蓄えられるのでしょうか。
答:第七識は決して眠ることも休むこともありません。もし第七識が休むならば、第八識だけが残り、無余涅槃に入って阿羅漢となります。第七識が休んだり滅したりすることは、阿羅漢や辟支仏が無余涅槃に入る場合以外には起こりません。眠った後に経文を流しても、第七識は依然として了別することができます。問題はその内容を理解できるかどうかです。ただし長時間流し続ければ、薫習を受けることも可能です。第七識が音声を了別した瞬間、その情報は第八識に蓄えられます。理解した場合と理解しなかった場合では、蓄えられる種子が異なります。
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