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日常開示

2020年03月05日木曜日第4 回の開示 合計2188回の開示

諸仏菩薩は災難に遭った時、どうされるのでしょうか。

仏陀が琉璃大王が釈迦族を滅ぼすために軍隊を率いた際、どのように対応されたでしょうか。

今回私たち仏教徒がウイルス感染の災難に遭遇した時、医療従事者のように治療活動をしてウイルスを殺すことはしませんでしたが、仏教特有の衆生救済の方法、例えば念仏念経や学法の功徳を回向し、早期終息を祈念することで、国家に対し当然の貢献を果たし、ある程度衆生を救済しました。この功徳の大きさについては今明言できませんが、この回向が果たした役割は少なくないと言えます。では諸仏菩薩の無量の功徳に照らせば、天災人禍に際し、衆生の災難を解決するために多くの方便善巧があり、殺生や衆生との悪縁を結ぶ方法によらずに、あらゆる災難を解消できるのではないでしょうか。

衆生の福徳と智慧が不足している時、災難解決には殺生や敵対しか思いつかず、より良い解決法が浮かびません。福徳と智慧が充分あれば、一つの心念で災難を解消できます。故に衆生は災難に遭うと自然に諸仏菩薩を思い起こすのです。諸仏菩薩の智慧は広大無辺で、いとも容易くこれらの問題を解決なさるからです。

従って誰もが修行に励むべきです。修行こそが根本の道であり、修行なくしては永遠に悪業を造り続け、やがて悪報を受けることから逃れられません。

——生如法師の開示

人間が鶏とアヒルを使って蝗害を駆除することは殺生にあたるのでしょうか？

『楞厳経』第三巻：水大虚妄