衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
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日常開示

2020年03月22日    日曜日     第1 回の開示 合計2224回の開示

『楞厳経』第四巻語釈

原文:性覚は真空にして、性空は真覚なり。性見は覚明にして、覚精は明見なり。性識は明知にして、覚明は真識なり。性真は円融なり。性覚真空、性空真覚、覚性こそが真実の空性であり、虚空性こそが真実の覚性である。この「覚」の字は如来蔵の覚であり、覚性如来蔵は虚空を出生しうる。虚空は色辺の色にして、色相なきところこそが虚空である。虚空の本性・本質は如来蔵性なり。

虚空・色相・空性心如来蔵の三者関係を明らかにする必要があり、二種の空を区別し分ければ、経典を読む際に理解しやすくなる。

性見は覚明にして、覚精は明見なり。覚性は清らかな覚性そのものであり、覚性は清らかな見性そのものである。清らかな覚性如来蔵より見性を出生し、明るきを見、暗きを見、及び虚空を見るは、全て覚性にして、如来蔵性なり。

性識は明知にして、覚明は真識なり。六識の識性は如来蔵の清らかな知性そのものであり、如来蔵の明覚性こそ六識の真の識性である。識性は清らかな覚性如来蔵より出生する故に、如来蔵性なり。

性真は円融なり。総じて言えば、地水火風空見識の七大の性質は全て真覚如来蔵の性質であり、互いに円融無礙して、五蘊世間の一切法を構成し、一切法が縁に随い心量に従って現行しうるようにする。その本質は全て如来蔵一真法界なり。

——生如法師の開示
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