衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2020年04月07日    火曜日     第1 回の開示 合計2251回の開示

大乗大集地蔵十輪経 巻第六 有依行品

善男子よ、それ故に三乗のうちに於いて、随って一乗に依りて生死を出でんと欲し、安楽を欣び楽み危苦を厭う者は、如来の説きたまう所の正法に於いて、或いは声聞乗の説く所の正法に依り、或いは独覚乗の説く所の正法に依り、或いは大乗の説く所の正法に依り、普く深く信敬し、謗毀・障蔽・隠没を生ぜしむること一偈に至るまで無く、常に恭敬し、読誦し、聴聞すべく、堅牢なる正願を発して証を求むべし。

三乗の随一の法を謗毀する者とは、共住すること一宿に至るまで應ずべからず、親近し諮禀して法を聴くべからず。若し諸の有情、三乗に随って一乗を毀謗し、或いは復た三乗を謗る人を親近し諮禀して聴受するは、此の因縁によりて、皆定んで当に無間地獄に堕ち、大いなる苦悩を受け、出期あること難からん。

何を以っての故に。善男子よ、我が過去に菩薩行を修し、精勤して無上智を証せんと求めたる時、或いは声聞乗に依る所説の正法を求め請うため一偈に至るまで、乃ち自らの手足・血肉皮骨・頭目髄脳を棄捨し、或いは独覚乗に依る所説の正法を求め請うため一偈に至るまで、乃ち自らの手足・血肉皮骨・頭目髄脳を棄捨し、或いは大乗に依る所説の正法を求め請うため一偈に至るまで、乃ち自らの手足・血肉皮骨・頭目髄脳を棄捨せり。かくの如く勤苦して三乗の中に於いて一偈の法を求め得たる已、深く歓喜を生じ、恭敬して受持し、説く如く修行し、暫くも廃する時無く、無量劫を経て一切の難行・苦行を修行し、乃ち究竟の無上智果を証せり。復た利益安楽有情の為に、三乗の正法を宣説開示せり。此の義の故に、謗毀・障蔽・隠没すること一偈に至るまで應ずべからず、常に恭敬し、読誦し、聴聞すべく、堅牢なる正願を発して証を求むべし。

善男子よ、かくの如き三乗の出要正法は、一切の過去・未来・現在の殑伽沙の諸仏共に説き、大威神力共に護持し、一切有情の生死の大苦を抜済せんが為、三宝の種姓を紹隆して断絶せしめざらんが為なり。故に此の三乗正法に於いて、普く信敬すべく、謗毀・障蔽・隠没を生ぜしむること無かれ。若し謗毀・障蔽・隠没三乗正法すること一偈に至るまで有らば、決定して当に無間地獄に堕つべし。

解釈:仏典には、三乗仏法の一乗を誹謗する者と共住する者も、無間地獄に堕つると説かれる。ましてや大乗法を誹謗する言論を広め、南伝仏教を宣揚し、南伝法師の法義を伝えることは、即ち仏陀の教法を破壊し、衆生を苦海に陥れ永劫に沈淪せしむる故に、業障極めて深重にして解脱を得ること甚だ難し。

——生如法師の開示
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