人が何を食べたいと思うかは体内の不足を示す。これほどまでに身体の要求を理解しているのは誰であろうか。身体は最も誠実であり、言葉は極めて虚偽に満ちている。なぜ身体は誠実で人を欺くことができないのか。なぜ言葉は偽りを作りやすく人を騙しやすいのか。身体のニューロンは意根と極めて密接に連携しており、身体の些細な変化も意根が如来蔵に依って全て感知する。故に身体の発する需要信号は意根に解決を促し、意根は様々な思考や念頭を生じさせる。これは身体が直接発する信号であり、意識は意根より一歩遅れて知るか、あるいは知らないこともある。言葉は意識の機能作用であり、意識は必ずしも意根の心理と一致せず、意根の思想を代表するとは限らない。両者が一致しない時、それは偽りとなる。
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