衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2020年04月28日    火曜日     第1 回の開示 合計2306回の開示

仏道を修める人の悩み

仏は阿難に対しこう説かれた。「汝は十方如来の十二部経典に説かれる清浄なる妙理を、恒河の砂の如く記憶し保持していようとも、ただ戯論を増すのみである。幾劫にもわたって教えを聞き薫習しても、摩登伽の難から免れ離れることはできない。永劫にわたって如来の秘密妙厳を記憶保持するも、一日の無漏の業を修めるに及ばない」

楞厳経のこの一節は、修行者の痛切な課題を指摘している。ただ意識心による多聞と学習に留まり、真実の如法修行を実践しないこと。意根を修めなければ、意識をどれほど修めても解脱は得られない。末法の世の現象はこれよりはるかに深刻で、最も顕著な例は意識による聞薫を実証と錯覚し、大いなる誤解を抱きつつ自省を知らず、死が訪れて後悔しても既に遅いのである。

——生如法師の開示
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