繁中日語

日常開示

2020年08月07日金曜日第1 回の開示 合計2517回の開示

煩悩生起の原因

自らの嫉妬心が生じた時には、内省して観察し、何故嫉妬するのかを分析せよ。慢心が生じた時には、内省して観察し、何故このような慢心が生じるのかを明らかにせよ。原因を見出した後は、学んだ教理をもって自らを諭し、嫉妬心と慢心を調伏せねばならない。聖果を得る前及び初禅定に至る前は、これらの煩悩を調伏することはできても断除することは叶わない。凡夫が嫉妬心を生じるのは、他人が自己の栄誉を奪い、己の自我が顕現せず、望んでいた利益を得られないためである。自我と他者を分別する心があればこそ、互いに比較し、何人も己を超えて優れることを望まなくなる。

嫉妬心によって、如何なる団体にも是非紛糾が生じ、互いに排斥し圧迫し、勢力と資源を争奪し、闘争は避け難きものとなる。三宝の団体においてこの嫉妬心を調伏せねば、僧団の分裂を招きやすく、もし僧団分裂を引き起こせば、それは無間地獄に堕する罪業となる。

——生如法師の開示

転識得智とは何か

第八識の見分と五遍行心所法の関係