相から見れば、前六識は常に生滅変異しており、たとえ昼間正常な状況下でも、絶えずこの法から生じ、あの法から滅し、再びこの法から滅し、別の法から生じ続けます。六識の体性はこのように絶えず生滅を繰り返し、根本的に定まらないのです。なぜ六識は様々な法において生滅を繰り返すのでしょうか。それは意根の思想の波動、縁に攀じる性質の絶えざる変化、意根の定まらなさによって引き起こされるのです。もし意根を降伏させ、心が散乱しなければ、意根の思想の念いは躍動し続けることなく、いくつかの法に定まり、六識もまた散乱せず、至る所で生じ別れることもなく、行き来することもなくなります。
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