衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2020年10月21日    水曜日     第2 回の開示 合計2726回の開示

なぜ阿頼耶識は一切法を了別できるのか?

一切の法は第八識の心より出でたものであり、一切の法の微細なる生成・変異・消滅は全て第八識によって司られ、護持され、第八識と緊密に結び付いており、刹那も分かたれることがありません。第八識自体に弁別する性質があり、知性を具え、心所法を有するが故に、第八識は一切の法を弁別し、一切の法を知り、一切の法を司り決定することができます。本質的に一切の法は第八識の一部であり、全て第八識の心中の物であり、第八識の変相であるため、一切の相は即ち第八識の相であり、二つ無く別れない法として、全体が第八識という一つの真実の法界であります。

五識・意識・末那識を含むこれらも全て第八識の相であり、第八識の分身として第八識に司られるため、第八識は初めから終わりまで常にこの七つの識を如実に弁別し、この七つの識の心行と行相を知り、七つの識の生住異滅を決定することができます。一切の法は純金の製品の如く、その性質は全て純金性であり、純金の品質が製品の価値を決定します。純金を掌握すれば、一切の製品を掌握したことになります。一顆の摩尼宝珠は大千世界に触れ流布し、光芒を四方に放つのであります。

——生如法師の開示
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