繁中日語

日常開示

2020年11月25日水曜日第2 回の開示 合計2832回の開示

意根で深く思量する方法

結跏趺坐して深く息を吐き、吸い込み、心を静め落ち着かせた後、深く一つの問題を思索し始める。初めは意識による思考に違いないが、次第に問題に集中するにつれ、意識はただ問題を凝視して心を動かさず、意根が深く思量参究するようになる。意根の動きは極めて緩やかで、ついには動かぬ様相を呈し、問題は虚空に浮かぶ勝義根、あるいはブラックボックスと呼ばれる領域に懸かる。

意識の注視と意根の思惟が続く中、言語や文字を介さない情報が閃く。意根は知り、意識も理解するが、必ずしも明瞭ではない。定力が持続して衰えなければ、次第に情報は増え、鮮明になり、心中でその意味が明らかとなり、問題の解答が徐々に顕現する。心が軽やかに開けると、出定後に意識が再び脳内に現れた情報を濾過し、反芻し、検証を重ね、最終的に意根も確定すれば、結果が定まる。

この過程全体に深く集中した禅定が必要である。深い思索の中で定力が増し、心が三昧に入って安楽軽安を得ることもあるが、必ずしも意根の思惟を伴わない。出定後、あるいは定力が減退した後、再び参究を続ければ、最終的に結果は顕れる。

——生如法師の開示

雑阿含経（三六八）

独頭意識は外相分を変えることができるか