問:私は非常に強い疑いの習性があり、この疑念の力は非常に大きいです。心に力がなく思考できない時は、この念を観じるように自分に言い聞かせ、何もせずに意根が自らゆっくりと考えさせれば、いつか結論が出るだろうと思っています。これはどういうことでしょうか。
答:意識は自らの思考や念を内観することができます。観じた後、思考や念に対して一定の理解を得て、自らの疑いの正誤を分析し思惟することができます。最終的にどのような結果になり、どう扱い処理するかは意根の役目です。意識は自らが了別した状況を意根に伝え、意根の思考を妨げなくなります。すると意根は静かにゆっくりと思量を重ね、最終的に自らの疑いの心を明らかに考え抜き、疑念の正誤を知り、対処方法を知ることで、疑いの心を取り除くのです。
4
+1