衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2020年12月01日    火曜日     第2 回の開示 合計2857回の開示

父子合集経講話(三十八)

外火界とは何か。

原文:外火界とは如何なるものか。執受されざる温熱の相を生ずるものをいう。もしまた人が原野におり、火を生じる縁を求める場合、あるいはヨモギを用い、あるいは牛糞の屑、あるいは兜羅綿を用い、火を引き起こした後、草木を焼き、山林や聚落、及び他の方所を焼くに至る。これ皆外火界の作用である。

釈:外火界とは、自己の如来蔵が単独で執受する温度・熱量の相ではなく、共業の衆生の如来蔵が共同で保持する温度と暖かさの相を指す。例えば人が原野で火を起こす縁を求め、ヨモギや牛糞の屑、あるいは凸レンズ状の火打ち道具を用いて火を生じさせれば、その火は草木・山林・村落、及び周囲のあらゆる場所を焼き尽くすが如く、これら全ては外火界の現れである。

——生如法師の開示
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